エンジニア系の転職エージェントに行って絶望した話
Java(プログラミング言語)の勉強を再開し、ちょっとしたプログラムを作れた私は、ステップアップを目指します。プログラミングを業務に使うエンジニアになるために、エンジニア系の転職エージェントを訪れることにしました。
私が訪れた転職エージェントには共通する点があります。「20代の若者を対象に教育/研修を施して、エンジニアを求める企業に売りつける」というビジネスをしている点です。そういったエージェントは「未経験大歓迎!」という旗を掲げて若者を集めています。なので、何の経験もないひきこもりが行っても、一応話は聞いてくれます。
一か所目
早速、ネットで適当に目星をつけたエージェントに申し込みです。このエージェントは上述のビジネスモデルに基づいて、「ソフトウェアエンジニア」と「サーバーエンジニア」を目指す若者を募集していました。
私はJavaの知識を生かすためにソフトウェアエンジニアを希望していました。向こうとしては、企業側(エージェントの取引相手)の需要に応じて人員を割り振りたいらしく、ソフトウェアエンジニア枠には年齢制限が設けられていました。行く前の説明では、そういう文言は一切ありませんでした。
というわけで私は、年齢制限でソフトウェアエンジニア枠に入れませんでした。選択肢はサーバーエンジニアのみです。考えてしまいました。
結局、もう一か所別のところへ行くことにしました。
二か所目
目星をつけていた別のエージェントへ行くことにしました。そのエージェントは、割と濃密な体験授業を行っていました。私はそこで自分の学習の成果を出そうと張り切っていました。自分が今どのくらいのレベルまでできるのか、試してみたかったのです。
体験授業でパニックに
体験授業で、プログラミングの問題を解くことになりました。私はそこで一種のパニック状態に陥ってしまいました。詳しくは語りません。どう語っていいのかわかりません。自分の感覚を言葉にすることが難しいです。
とにかく結果として、私が今までに味わった嫌な体験が記憶から引きずり出されてきました。心臓を冷たい手で触られるような感覚も、それと同時に湧きあがってきます。自分の周りのすべてが不快で仕方ありませんでした。全く集中できず、プログラミングどころの話ではなかったです。
やっと少し慣れたはずのJavaのコードが全く頭に入ってきません。何一つ理解できませんでした。単に難しくて理解できないという感覚とは違いました。私は授業を途中で抜け出して、帰ってしまうことも考えました。でも、自分を必死で奮い立たせました。何度も何度も理解しようと挑戦しました。
授業中にあった個別面談では「あなたはここじゃなくてハロワに行った方がいい」と言われました。その通りかもしれません。
何もかもがわからなくなってしまった私は、授業終了が告げられると、逃げるようにエージェントを後にしました。
慣れるまでの時間
「みんなはじめはそう。慣れだよ慣れ」と言う人がいると思います。それは部分的には正しいと思います。問題は量的な差異です。人が1年で慣れることに、私は10年必要です。人が10年で慣れることに、私は100年必要です。あるいはもっと必要かもしれません。慣れるころには、私は死んでいるでしょう。
結果
こうして私はプログラマとして就職することにかなり無理を感じるようになりました。
別の道を考えるしかないと思って、期間工(工場労働者)を目指すことになります。単純作業をひたすら続ける工場労働者なら、パニックに陥るということもないだろうと思ったからです。

その先には投資家になるという挑戦も考慮に入れていました。

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